AWS最新ニュース:生成AIへの1億ドル追加投資とサービス拡大の動き
AWS、生成AI革新センターに1億ドルの追加投資を発表
AWSが2023年に立ち上げた「生成AI革新センター(Generative AI Innovation Center)」に、さらに1億ドル(約150億円)の追加投資を行うことを発表しました。同センターは設立以来、顧客が生成AIの可能性を実際のビジネス価値に変換することを支援してきました。
この追加投資により、より多くの企業がAIテクノロジーを活用した革新的なソリューション開発を加速できるようになります。AWSは顧客企業のAI導入を技術面だけでなく、戦略的なビジネス展開においても支援する姿勢を強化しています。
Amazon EBS io2 Block Expressが全商用リージョンとGovCloud (US)で利用可能に
Amazon EBSの高性能ストレージソリューション「io2 Block Express」が、中国リージョンを除くすべての商用リージョンとAWS GovCloud (US)リージョンで利用可能になりました。
io2 Block Expressは、最新世代のEBSストレージサーバーアーキテクチャを活用し、一貫したサブミリ秒レベルのレイテンシーを実現します。高いI/Oパフォーマンスと低レイテンシーが求められるミッションクリティカルなワークロードに最適なソリューションとして、より多くの地域のユーザーがアクセスできるようになりました。
AWS Client VPNがアジア太平洋の2リージョンに拡大
AWS Client VPNサービスが、アジア太平洋地域の2つの新しいリージョン(マレーシアとタイ)で利用可能になりました。このフルマネージドサービスにより、顧客はリモートワーカーがAWSやオンプレミスネットワーク上のリソースに安全に接続できるようになります。
AWS Client VPNは、VPNハードウェアの調達や管理が不要なため、東南アジア地域の企業にとってもセキュアなリモートアクセスソリューションの導入・運用が容易になります。
HEAサーバー向けAWS S3バケットフォルダサービスの新バージョン公開
「heaserver-folders-aws-s3」の新バージョン1.15.1がリリースされました。このパッケージはHEA(High Energy Astrophysics)サーバー向けのAWS S3バケットフォルダサービスを提供するもので、天体物理学研究などの特殊分野でのデータ管理をサポートします。
Amazon、AWS部門で人員削減の動き
一方で、AmazonはAWS部門での人員削減を進めているとの報道もあります。詳細は明らかにされていませんが、クラウド市場の競争激化や効率化の一環として見られています。これがAMZN株にどのような影響を与えるかについては、投資家の間で注目されています。
AWSは生成AI分野への大規模投資を継続する一方で、ストレージやネットワークなどの基盤サービスの地域展開も着実に進めています。クラウド市場でのリーダーシップを維持するための戦略的な動きが続く中、一部では組織の効率化も図られているようです。今後もAWSのサービス拡充と市場戦略に注目していきましょう。
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