AWS最新ニュース速報 2025-08-15

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AWS最新情報:クラウド監視の新たな選択肢と開発者ツールの進化

独立系クラウド監視ツール「Cloud Looking Glass」が登場

クラウドサービスの稼働状況を正確に把握したいと思ったことはありませんか?従来のクラウドプロバイダーが提供するステータスページでは、障害やパフォーマンス低下が過小報告されがちという課題がありました。

そんな中、注目すべき新しいツール「Cloud Looking Glass」が登場しました。コンピュータサイエンスの大学院研究プロジェクトから生まれたこのツールは、AWS、Azure、GCPなどの主要クラウドプラットフォームの状態を、ユーザー視点から独立して監視します。

Cloud Looking Glassの特徴は、クラウドプロバイダーの公式発表に依存せず、実際のユーザー体験に基づいたデータを提供すること。これにより、問題が発生した際にリアルタイムで把握できるようになります。開発者やインフラ管理者にとって、より透明性の高いクラウド監視が可能になるでしょう。

Cloud Looking Glassで、現在のクラウドサービスの実態を確認してみてはいかがでしょうか。

AWS、PCI 3DSコンプライアンスパッケージを拡充

セキュリティとコンプライアンスに関するうれしいニュースです。AWSは、Payment Card Industry Three Domain Secure (PCI 3DS)認証の年次監査を無事完了し、2025年春のコンプライアンスパッケージを発表しました。

今回の更新では、スコープが拡大され、新たに3つのAWSサービスが追加されています。これにより、金融サービスやEコマース事業者は、より多くのAWSサービスを活用しながら、カード決済の安全性確保とコンプライアンス要件を満たすことができるようになります。

PCI 3DSは、オンライン決済における不正防止のための重要な規格です。AWSがこの認証を継続的に更新・拡大していることは、クラウド上での決済処理セキュリティに対する同社の取り組みを示しています。

詳細はAWSセキュリティブログでご確認ください。

開発者向けツールの新登場:which-bsm

AWS開発者に朗報です。環境を問わずAWS認証を簡単に扱える新しいPythonパッケージ「which-bsm」がPyPIに追加されました。

このツールは、ローカル環境、CI/CD、クラウド実行環境など、さまざまな状況で適切なAWS認証を自動的に処理するbotoセッションマネージャーを作成するファクトリーを提供します。これにより、異なる環境間での認証切り替えの手間が大幅に削減されます。

最新バージョン0.1.1がリリースされており、Pythonプロジェクトで簡単に利用できます。AWSリソースにアクセスするアプリケーション開発者にとって、コードの可搬性と保守性を高める強力なツールとなるでしょう。

PyPIのwhich-bsmページからインストールできます。

AWS命名規則管理ツール「gammarers.aws-resource-naming」もアップデート

AWSリソースの命名規則を統一的に管理したい開発チームに朗報です。「gammarers.aws-resource-naming」がバージョン0.11.10にアップデートされました。

このパッケージを使用することで、組織全体でAWSリソースの命名規則を標準化し、一貫性を保つことができます。特に大規模なインフラストラクチャを管理する企業にとって、リソース管理の効率化とガバナンス強化に役立つツールです。

PyPIのgammarers.aws-resource-namingページから最新版を入手できます。

まとめ

今回ご紹介したツールやアップデートは、クラウドの透明性向上、セキュリティ強化、開発効率化に貢献するものばかりです。特にCloud Looking Glassのような独立系監視ツールの登場は、クラウド利用者にとって大きな価値をもたらすでしょう。また、AWSのPCI 3DSコンプライアンス拡大は、金融関連サービスのクラウド移行を後押しする動きとして注目されます。

開発者向けのツール群も充実してきており、AWSを活用したアプリケーション開発がますますスムーズになることが期待されます。これからもAWSエコシステムの進化に注目していきましょう。

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